渋谷区恵比寿のひっそりとしたマンションの一室で小さく営業する整体・ボディワークサロン。代表+整体師+α=イガラシミツグの日々雑感


by ebice
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勧誘・・

昨夜の帰宅時、電車内での出来事。

ワタシ足立区在住の為、恵比寿へは日比谷線を使って通勤してるんです。
昨夜も23時台、終電近くの電車に乗車。

話はいきなりソレますが、日比谷線はいいね。中目黒発なので恵比寿では100%座れる。どんな時間帯でも。しかも自駅まで乗り換え無し。1時間近くかかるので仕事帰りの一息を電車内で。これだけでも場所選びの成功を感じる。たまに(頻繁に)寝過ごしますが・・・。

そんな帰り道、六本木駅から乗り込んできたのは20歳前後の学生と思しき青年。ワタシの目の前に立つと、つり革につかまりボーっとしている。

ワタシもすぐに目をそらし、目をつぶり眠りに入ろうとしていたら、

「この電車、梅島いきますかねぇ」

目を上げると、先ほどの青年に、隣に立った男(推定20代前半、痩せ型、私服、黒ぶちめがね)が話しかけている。

青年「いや、自分もあまりこの電車にのらないんで分からないんですよ。北千住まではいくんですけど」

「あー、そうなんですか、困ったな、いくのかなー」

青年「えっと、ちょっと見てみますね」
とかばんをゴソゴソして路線図を探している。
青年「あ、行きますね、大丈夫です」

「あー、良かった。助かった有難うございます」


もうね、ワタシからしたらここらで怪しさ120%ですよ。セリフがくさいというか、感情込めすぎというか、とにかく怪しいor危ないのどちらか。でもゴメンヨ青年、ちょっとだけ興味を持ってその後の展開に期待をしてしまった。

その期待を裏切らず、もう1人の登場人物が現れる。今まで知らん顔していた青年の後ろにいた男(推定20代前半、小柄、スーツ、銀縁めがね、以降“男②”)が青年に話しかけ始めた。

男②「北千住までいかれるんですか?」

びっくりして振り向いた青年に、男①が「あ、ツレなんですよ」とインフォーム。

男②「僕ら、梅島の先輩のところに行くんですけど、北千住にお住まいなんですか?」

ちゅうか、お前らに関係ないだろう!とガツンガツンといってやりたいところだが、人のいい青年は

青年「いえ、自分は茨城のつくばなんですけど、先輩と飲んでいて終電に乗りおくれっちゃったんで、北千住のマン喫で夜明かしして、朝帰ろうかなと・・」

男①と男②が目を合わせてニヤッと。(注)実際はそんなことしていませんが、イメージです

男①「へー、つくばなんだ。もしかして筑波大学?学部は?」

青年「医学部なんです」

男②「あー、じゃあ将来はお医者さんだ。もしかしてご実家もお医者さん?」

青年「はい、そうです」

再び男①と男②が目を合わせてニヤッと。(注)実際はそんなことしていませんが、イメージです

男②「すごいね、我々は足元にも及ばないなー」

青年「二人は同じ会社なんですか?」

男②「いや、全然違うんだけど、趣味が同じで知り合ってさ、
    2人とも手相が趣味なんだ


キターっ、手相だ!そろそろ引けよ、青年。


青年「手相ですか・・」

男①「興味無い?」

青年「あー、あまり無いですねぇ」

男②「あ、でもせっかくだから観てあげるよ」

青年「ホントですか、ありがとうございます。」


お礼を言うな、お礼を!


男②
「おー、この手相スゴイ!」 「こんな強運の手相、あまりいないよ、コレすごいですよ」

男①
「どれ、おー、ホントだ!すげえハッキリしてる。これは珍しい!」

青年「えっ、マジすか?」

男②「ホントホント、これだけそろっている人は珍しいくらい」

男①「すごいな、コレは」


しきりに感心する男2人組。青年はちょっとテレ笑いをしているが、満更でもなさげ。
電車はまもなく北千住。本来の予定では、青年が下車し、男2人組はそのまま乗車して梅島へ向かうはず。
さてさてクライマックスは何が起こるか。このまま当初予定通りの行動を2人組が取り、北千住で青年とバイバイするのであれば、この2人はタダの手相が趣味の話好き。よからぬ想像をしていたワタシが頭を下げよう。ただもし当初の予定を外れた行動をこの2人組が起こせば、ワタシの想像通り何かの勧誘であろう。既に車内はかなり混雑。当然のことながら周りの乗客も興味深深の顔で成り行きを見守っている。

『まもなくぅ~北千住、北千住に到着です。』 アナウンスが流れて駅に電車が滑り込む。

さあ、さあ!

男②
「僕らこの手相にかなり興味があるので、ここで一緒に下りて、もう少しじっくり観せてもらってもいいですか」

青年「あ、いいっすよ。どうせ電車ないし」

男①「じゃ、行きましょう、行きましょう」



3人揃って下車していった。
心なしか、車内で多くのため息がつかれた気がした。“あーあ、行っちゃったよ”的な。

ちょっとした罪悪感、というか何かモヤモヤとした気持ちになった。
“この2人は怪しいぜ”と言ってあげれば良かったかな、と。
ただホントに手相の話をするだけかもしれんし(200%無いと思うが)、何より小学生じゃあるまいし、自分で判断しろよ、そのくらい、酒が飲める年だろ、と。

まあ最後の一線を越えたかどうかは分からんが、医者になり“先生”と呼ばれるようになる前の、いい社会経験だな。

がんばれよ青年!



最後に..

別に勧誘を否定するわけではない。宗教でもモノ売りでもいいと思う。手相をキャッチにして、その後勧誘・・・これも一つの手法だとワタシは思う。ただ本来の目的を偽ったり、内容を偽ったり、いわゆるウソをついての勧誘、もしくは嫌がる相手に対しての勧誘はダメですな。

皆さん、気をつけましょうね。

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by ebice | 2006-11-02 22:00 | 日記